震災備忘録

1995年1月17日以降の日付の無い記憶

阪神淡路大震災とは

1995年1月17日5時46分52秒、阪神淡路大震災が発生しました。

兵庫県の淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡(北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16km)を震源として、マグニチュード7.3の地震でした。

犠牲者は6,434人にも達し、第二次世界大戦後に発生した自然災害では、東日本大震災が発生するまでは最悪のものであったそうです。

あれから、もう30年も経過したんですね。

あの時の経験と、今となって気付いた事を書き記しておきたい。

上下水道以外にも老朽化は進んでいる

上下水道の老朽化については過去に書いてたと思います。

実際、地震等発生してないのに、突然道路陥没で死者が発生したなんて事起こってますからね。老朽化している事自体が行政も知ってはいたのだと思いますが、「大丈夫だろう」って思い込みが、惨事を引き起こしたのかもしれません。

で、老朽化は他にも進んでいるようで、10月28日の新聞報道ですが、信号機の老朽化が進んでいるとの事。信号機の経年劣化による障害が、24年度は910件発生していたようです。

警察庁は、信号機の更新基準を製造から概ね19年と規定しているようです。で、24年度末の信号機の数が全国で20万3910機あるそうで、その内製造後19年を超えているのが5万1302機…まぁ4機中1機が更新基準を超えている事になる。

更新費用は、1機140万円くらいだそうで、原則各都道府県警の予算が割り当てられる。

各県警の予算もあるのでしょうが。老朽化率が最も高いのが、奈良県…44.0%。

老朽化3割以上の都道府県は11あるそうです。つまり、信号機の更新を進めている都道府県とそうでない都道府県がある事になる…。なんだこれ?

で、ここまでの老朽化の話はあくまでも、信号機の話ね。

もう一つ心配しなければならないのは、その信号機を支える柱。この柱には更新基準が無いようなんです。当然、信号機より新しいって事は想像しにくい。実際、倒壊の事例もあるようです。

日本は人だけではなく設備も高齢化で、そのまんまってのが多いようです。

さて、ここまでの話で気付いた事を述べてみたい。

平時にしておく事はある。

何か起こってからでは、手遅れになる事はあると思います。

老朽化した信号機の柱、大規模地震が発生した時、倒壊の危険性は高いと思います。

道路を塞ぐ、車両が通行できなくなる。撤去できたとしも、警察官管が手信号で誘導しないと通行が困難な道路もあるでしょう。信号機が復旧するまで24時間…。

人口減少しているので、今となっては必要性が低くなった信号機はあるのかもしれませんが、交通量の多い道路は送球に改善して欲しいものです。

何か起こる前に、平時にしておく事は、多いと思います。

つづく…

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