震災備忘録:阪神淡路大震災

1995年1月17日以降の日付の無い記憶

阪神淡路大震災とは

1995年1月17日5時46分52秒、阪神淡路大震災が発生しました。

兵庫県の淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡(北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16km)を震源として、マグニチュード7.3の地震でした。

犠牲者は6,434人にも達し、第二次世界大戦後に発生した自然災害では、東日本大震災が発生するまでは最悪のものであったそうです。

あれから、もう30年も経過したんですね。

あの時の経験と、今となって気付いた事を書き記しておきたい。

南海トラフ地震の発生確率見直しって何?

9月26日政府の地震調査委員会は、南海トラフ地震の発生確率について、算出方を見直し発表しました。

南海トラフを震源とするマグニチュード(M)8~9の巨大地震が30年以内に起きる確率を「60~90%程度以上」に見直したとの事。今年1月時点で「80%程度」としていたが、計算方法を見直し、根拠となるデータの不確実性を考慮して確率に幅を持たせた。「巨大地震の切迫度は従来と変わらず高い」としているそうです。

南海トラフ地震の発生確率は毎年1月に時間経過を反映して再計算されてきたそうですが、計算方法から再検討した上で見直すのは2013年以来12年ぶりだそうです。一方、調査委は別の計算モデルを用いた場合、30年以内の発生確率は「20~50%」になることも併記した。ただし、防災対策を進める上で「高い確率値(60~90%程度以上)を強調することが望ましい」と指摘しました。う~む、何か良く分からんです。正直。

南海トラフ地震などの海溝型地震が起きる確率は基本的に、これまでの地震の発生間隔から推計される。ただし、南海トラフの場合、地震による地盤の隆起量も計算に入れた「時間予測モデル」という特別な手法が採用されているそうです。ん?南海トラフ地震だけ計算方法が違うのか?

このモデルは、隆起量と発生間隔との間に「隆起量が大きい(地震の規模が大きい)ほど次の地震までの間隔は長くなる」という比例関係を認めるもので、1707年の宝永地震以来過去3回、高知県室戸市の室津港で測定された隆起量の記録が根拠とされてきたそうです。

しかし、宝永地震の隆起量は記録の解釈次第で誤差が生じることを指摘した論文が24年に発表されるなどしたため、調査委は隆起量の根拠となる資料や潮位差を精査。その結果、不確実性を踏まえても比例関係は否定されないと判断した上で、誤差を反映できる新たな計算方法を導入し「60~90%程度以上」と算出したそうです。

一方、海溝型地震の一般的な評価方法と同じく隆起量を考慮せずに計算すると、30年以内の発生確率は20~50%」と推計された。時間予測モデルに基づく値より小さいが、海溝型地震の切迫度を分類した調査委の指標でいずれも最高ランク(26%以上)に該当する。

ん?「60~90%程度以上」と「20~50%」?何なんだこれは?

計算方法が違うとは言え、20%~90%まで差があるのだが…。

さて、ここまでの話で気付いた事を述べてみたい。

地震は何時、何処で起きても不思議では無い。

以前、東海地震は予知可能ってなってましたが、(法律生きているんかな?)東日本大震災の発生を予測できなくて、それ以降は予知はできないって事に確かなったと思います。

大きな地震が発生しそうなところは多分分かっている。(海底の活断層はまだあるみたいですが)確かに、過去に発生している記録もある。

ただ、何時発生するかは、分からないだと思う。だから、確率になった?

極論すれば、今日、明日発生してもおかしくないんです。

あまり確率に拘らず、何時発生しても対応できる準備が大事かなと思います。

つづく…

コメントを残す