震災備忘録:阪神淡路大震災

1995年1月17日以降の日付の無い記憶

阪神淡路大震災とは

1995年1月17日5時46分52秒、阪神淡路大震災が発生しました。

兵庫県の淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡(北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16km)を震源として、マグニチュード7.3の地震でした。

犠牲者は6,434人にも達し、第二次世界大戦後に発生した自然災害では、東日本大震災が発生するまでは最悪のものであったそうです。

あれから、もう30年も経過したんですね。

あの時の経験と、今となって気付いた事を書き記しておきたい。

活火山も多い日本

どうも、活火山の数も日本は多いようです。

気象庁ちょうによると、「活火山」とは、およそ過去1万年以内に噴火ふんかした火山や現在も活発な活動のある火山を言うそうです。今活発に煙をあげている火山はもちろん「活火山」ですが、過去の長い間活動がなくとも将来しょうらいに噴火ふんかの可能性がある火山も「活火山」だそうです。で、その数が111。世界の活火山の約7%になるそうです。

桜島や霧島山(新燃岳)のように現在噴火している火山もあれば、318年間噴火していないのですが、活火山とされている火山があります。そう、富士山です。

全ては調べていませんが、過去の富士山の噴火は、

800年〜802年(延暦19年):延暦大噴火

864年(貞観6年):貞観大噴火

1707年(宝永4年):宝永大噴火

1854年 (嘉永7年・安政元年)安政東海地震時に8合目付近に多数の火が上がる様が眺められたそうです。宝永大噴火後、富士山では大規模な火山活動はなかったようですが、江戸時代晩期から、昭和中期にかけて、山頂火口南東縁の荒巻と呼ばれる場所を中心に噴気活動はあったようです。この活動は1854年の安政東海地震をきっかけに始まったと言われており、明治、大正、昭和中期に掛けての期間、荒巻を中心とした一帯で明白な噴気活動があったことが、測候所の記録や登山客の証言として残されている。

富士山がつい近年まで噴気という火山活動の諸形態の一つを続けていたんですね。富士山は死んだわけでは無く現在も息づいている活火山なんです。

さて、ここまでの話で気付いた事を述べてみたい。

新たな被害想定

今年8月26日内閣府は火山災害について知ってもらおうと、富士山の噴火を想定した映像を作成しました。もし富士山で大規模噴火が発生したらどのようなことが起こるのか?

富士山で大規模な噴火が発生した場合、無数の大きな噴石が飛ばされるほか、溶岩流や時速100キロを超える火砕流、積雪時には融雪型火山泥流が発生すると想定されてるようです。

そして「降灰」。風向きによって富士山から約100キロ離れた東京都新宿区でも細かな火山灰が降り、2日後には5センチ以上に達するそうです。

灰に雨が降ると水を吸って重くなり、木造家屋が倒壊する可能性がある。

3センチ以上降り積もると車は通行不能。

電車もわずかな降灰で通電不良を起こして運行できなくなる。

人の移動、物資の輸送に大きな影響が出るようです。

ほかにも断水・停電が発生し、噴火から15日目、降灰の影響は首都圏全域に及ぶと想定されているようです。

何か、ここに来て、南海トラフ地震の新たな被害想定、そして富士山の噴火の被害想定がだされています。日本に地の底で何か起こっているんでしょうか?

ちょっと気になるんですよねぇ?

つづく…

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