1995年1月17日以降の日付の無い記憶
阪神淡路大震災とは
1995年1月17日5時46分52秒、阪神淡路大震災が発生しました。
兵庫県の淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡(北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16km)を震源として、マグニチュード7.3の地震でした。
犠牲者は6,434人にも達し、第二次世界大戦後に発生した自然災害では、東日本大震災が発生するまでは最悪のものであったそうです。
あれから、もう30年も経過したんですね。
あの時の経験と、今となって気付いた事を書き記しておきたい。
また雨の話
昨日も九州等で線状降水帯が発生し、被害が発生しています。
日本の降水量は増えているって事なのだろうか?
1995年~2024年の30年間の年間降水量の平均は1638.51㎜
但し10年ごとに区切ってみると
1995年~2004年の年間降水量の平均は1596.78㎜(平均との差−41.74㎜)
2005年~2014年の年間降水量の平均は1603.02㎜(平均との差−35.31㎜)
2015年~2024年の年間降水量の平均は1715.72㎜(平均との差+77.21㎜)
増えてはいるが、驚く程では無いきがします。
気象庁も日本の年降水量には、過去約130年間では変化傾向は確認できないとある。
(1980年以降の統計では増加傾向が現れている。とも記載があるが)
年間でこれ位の差は左程大きな変化ではないのかもしれません。
ん?で、何でここ最近豪雨災害のニュースが多いのか?
どうも雨の降り方に変化があるようで、
気象庁によると(1976~1985年)と最近10年間(2015~2024年)
1時間降水量50mm以上:約1.5倍(約226回→約334回)
1時間降水量80mm以上:約1.7倍(約14回→約24回)
1時間降水量100mm以上:約1.8倍(約2.2回→約4.0回)
一般的な下水管が耐えられる雨量は1時間あたり40ミリから50ミリ程度ですから
そもそも現在の下水管では対応できないんです。内水氾濫の発生して当たり前と言える。
ましてや、1時間降水量100mm以上、記録的短時間大雨情報は、1時間に100ミリ前後の数年に一度程度しか起こらないような猛烈な雨が観測された場合に気象台が発表する気象情報のレベル。どうも数年に一度程度では無いようです。梅雨や秋雨ってしとしと雨が降るイメージがありますが、どうもそう言う降り方が少なくなってきているようです。
さて、ここまでの話で気付いた事を述べてみたい。
雨も資源
年間降水量は大きな変化が無いのに、その降り方には大きな変化が起きている感じがします。短時間に必要以上に雨が降るって事は、余った雨は最終的には使われずに海に流れるか蒸発するのか?地下に染み込むのか?雨水は農業には必須のものだと思うのですが、今の雨の降り方では有効に活用できず、逆に農作物に被害を与えてしまっている。
また、年間降水量が変わらず短時間に大雨が降るって事は、逆に雨が降らない日が増えている事になります。これはこれで渇水とか被害がでる。飲み水にも影響でるんです。
抜本的な解決策なんて思いつきませんが、ただ、アスファルトやコンクリートでは無くもっと地面の保水力高めるとか、今迄「開発」と言う名の元にやってきた事を自然に返す時が来ている気がするのですが、気のせいですかね。
つづく…

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