震災備忘録:阪神淡路大震災 

1995年1月17日以降の日付の無い記憶

阪神淡路大震災とは

1995年1月17日5時46分52秒、阪神淡路大震災が発生しました。

兵庫県の淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡(北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16km)を震源として、マグニチュード7.3の地震でした。

犠牲者は6,434人にも達し、第二次世界大戦後に発生した自然災害では、東日本大震災が発生するまでは最悪のものであったそうです。

あれから、もう30年も経過したんですね。

あの時の経験と、今となって気付いた事を書き記しておきたい。

老朽化

2025年1月28日埼玉県八潮市で道路陥没事故が発生しました。当時の映像が放映されたのですが、突然道路に穴か開き、そこにトラックが吸い込まれて行くのには驚きました。

また、その後穴がどんどん大きくなっていった事にも驚かされました。

これは、地震とか何も発生していな、通常の状態で突然道路に穴か開く…。

原因は、下水道管の老朽化だそうです。

ドラックの運転手の方は亡くなられました。何の過失も無かったと思います。

こういう場合、責任の所在は何処になるのか?消防等によ懸命な救助活動はありましたが、

ご遺体収容は数か月後、ご冥福をお祈りする事しかできません。

他にも被害が発生しています。

陥没地点から半径200メートル以内の約200世帯に対して避難勧告。

県が約2週間にわたり120万人に下水道利用の自粛。

NTT東日本は、陥没事故により地中に埋まっているケーブルが断線したと発表。

これによりインターネットや電話がおよそ1300回線、固定電話がおよそ300回線利用できない状態となったよいです。

八潮市の件以外でも発生しているようです。

下水道の老朽化対策の遅れにより、地震が無くても道路に穴が開くんです。現在の日本は。

日経新聞によると、下水道は大小合わせて全国で全長50万㎞あるそうです。

一般的に耐用年数は平均50年ほどだそうです。ただ、八潮市の道路陥没事故の原因となった下水道管は施設されたのが42年前ですから、施設された場所によって老朽化の違いはあるのでしょうか。で、国土交通省が全体の7%が使用から50年以上だそうです。

50万㎞×7%=3万5千㎞が、陥没等の可能性また大規模な地震が発生した時に被害の発生の可能性が高いと言えるかもしれせん。また、40年以上が13%。八潮市の場合ここに該当するのでしょうか?50万㎞×13%=6万5千㎞これも八潮市の件を考えると心配な面があります。八潮市の件から下水道の安全性について対策進めるようですが、ここまで対策放置してきた人災的な面は否定できないと思います。

さて、ここまでの話で気付いた事を述べてみたい。

老朽化は下水道だけでは無い。

阪神淡路大震災でも、電気の復旧:6日、電話:14日、ガス:85日、上水:90日、下水:93日。30年前の地震でも下水の復旧に時間が掛かる事がわかると思います。

ただ、老朽化は、下水道だけではないと思うんですよね。

上水道は然り、橋とか堤防とか…。建物の耐震化が進んでいるようですが、通れなくなると救援にも行けない、物資も運べない…ちょと心配なんですよねぇ。

つづく…

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