1995年1月17日以降の日付の無い記憶
阪神淡路大震災とは
1995年1月17日5時46分52秒、阪神淡路大震災が発生しました。
兵庫県の淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡(北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16km)を震源として、マグニチュード7.3の地震でした。
犠牲者は6,434人にも達し、第二次世界大戦後に発生した自然災害では、東日本大震災が発生するまでは最悪のものであったそうです。
あれから、もう30年も経過したんですね。
あの時の経験と、今となって気付いた事を書き記しておきたい。
熱中症
私の実家には、クーラーがありませんでした。まぁ、貧乏だったからかもしれませんが、
扇風機で何とかなってました。そう言えば、私の母校(高校)にはプールありませんでした。
夏でも体育ではグランド走ってた記憶あります。私、体育系では無いですが倒れる様な事はありませんでした。地球温暖化叫ばれる前ですから、今よりも夏場の気温低かったのでしょう。その頃は、熱中症なんて言葉はまだ殆ど知られていなくて、日射病とか熱射病とか言ってましたかね。今では考えられないくらい暮らしやすかったんでしょうか?
かなり前、あるお医者さんの講演を聞いたのですが、昔は道で行き倒れのような死亡は、
冬場が多かったそうです。ヒートショックとかで、心筋梗塞や脳溢血とか。で、ある頃から、夏場に亡くなる方が増加してきたそうです。それで調べてみると、どうも熱中症らしいと。
で、熱中症に注意しましょうってのが全国に広まったとか。
大規模な地震が発生し、ライフラインは止まる。今までは、エアコン使えたのが使用できなくなる。この変化だけでも、かなりストレスが掛かり、肉体的にも夏場はきつくなると思います。(6月でも熱中症で亡くなられる方いるようですから。)日向に出ないとかこまめに水分補給するとか、中々これといった手は浮かびませんが、阪神淡路大震災時ではあまり注意する事が無かった事が、平時から身の危険を考えなければならない時代になっているようです。
さて、ここまでの話で気付いた事を述べてみたい。
熱中症対策義務化
2025年6月1日から(今日ですね。)、職場での熱中症対策が義務化されます。もし企業が対策を怠った場合は罰則があるようで、対象となる作業をおこなう企業は必ず対応しなければならなくなるそうです。
熱中症対策は全ての企業で義務づけられるわけでは無いようで、一定の条件を満たす作業を実施する企業において、義務化のようです。また具体的な熱中症対策の内容などについては、以下のとおりです。
対象となる作業は、WBGT(暑さ指数)28度以上または気温31度以上の環境で、連続1時間以上または1日4時間以上の実施が見込まれる作業だそうです。
1 熱中症を生ずるおそれのある作業(※)を行う際に、
①「熱中症の自覚症状がある作業者」
②「熱中症のおそれがある作業者を見つけた者」
がその旨を報告するための体制(連絡先や担当者)を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知すること
2 熱中症を生ずるおそれのある作業(※)を行う際に、
①作業からの離脱
②身体の冷却
③必要に応じて医師の診察又は処置を受けさせること
④事業場における緊急連絡網、緊急搬送先の連絡先及び所在地等
など、熱中症の症状の悪化を防止するために必要な措置に関する内容や実施手順を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知すること
建設現場とかなら事前に判断できるでしょうけど、事前に該当するかどうか判断するの難しいケースがあるような気がします。
もし企業が対策を怠った場合は、6カ月以下の拘禁刑または50万円以下の罰金が科される可能性があるようです。(可能性か?)
流石に、国も動かざるを得ない状況になったようです。熱中症。
つづく…。

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