1995年1月17日以降の日付の無い記憶

阪神淡路大震災とは

1995年1月17日5時46分52秒、阪神淡路大震災が発生しました。

兵庫県の淡路島北部（あるいは神戸市垂水区）沖の明石海峡（北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16km）を震源として、マグニチュード7.3の地震でした。

犠牲者は6,434人にも達し、第二次世界大戦後に発生した自然災害では、東日本大震災が発生するまでは最悪のものであったそうです。

あれから、もう29年も経過したんですね。

あの時の経験と、今となって気付いた事を書き記しておきたい。

復旧

阪神淡路大震災での復旧にどれくらい時間が掛かったのか？

神戸市の場合、電気：7日間・ガス：85日間・水道：91日間・下水道：135日間

と言われています。復旧するまでは、それが無い生活を覚悟しなければならないって事になります。当然、公助はありますので、給水車や仮設トイレの設置等もあるかもしれません。

しかし、被災後直ぐにそれを期待するのは酷と思います。行政で働く人や設備も被災しているんです。公助が動きだすのにも時間が掛かります。特に被災直後は、人名最優先となります。公助が来るまでは、自助で生き延びなければならないと思います。

約30年前の地震の復旧時間なので現在ではどうなのか？

地震の規模、発生個所が違いので一概には言えないのですが

東日本大震災では

電気：3日後約80％約3か月後に復旧完了

水道：1週間で約57％約6か月半で復旧完了

ガス：約2か月後で復旧完了

東日本大震災ではそれ以上に津波の被害と原子力発電所の被害。

原子力発電所については未だに何時になるのか？

能登半島地震

電気：電気：約1か月後

水道：断水解消約4か月後

ガス：都市ガス：4日、LPガス約2か月後

能登半島の場合は道路の被害が大きくそれが復旧の足かせになっているようです。

やはりライフラインの復旧にはそれなりの時間は掛かるようです。

さて、ここまでの話で気付いた事を述べてみたい。

自助は必要

日本に住んでいる以上、災害対策は不可欠だと思います。

日本の国土面積は世界面積の0.25％という小さな国です。

しかし、マグニチュード６以上の地震の約２割は日本周辺で発生しています。

火山でも活火山の7.1％が日本にある…。

日本人は、地震や火山噴火等、自然災害と共生してきたと言えます。

ですから、地震、噴火、津波に記録が過去から様々な文献、碑で残っています。

しかし…忘れるのです。地震や噴火の感覚と人生の長さの間尺が違うためかもしれませんが…。

「天災は忘れた頃にやって来る。」です。

つづく…。