1995年1月17日以降の日付の無い記憶
阪神淡路大震災とは
1995年1月17日5時46分52秒、阪神淡路大震災が発生しました。
兵庫県の淡路島北部(あるいは神戸市垂水区)沖の明石海峡(北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16km)を震源として、マグニチュード7.3の地震でした。
犠牲者は6,434人にも達し、第二次世界大戦後に発生した自然災害では、東日本大震災が発生するまでは最悪のものであったそうです。
あれから、もう29年も経過したんですね。
あの時の経験と、今となって気付いた事を書き記しておきたい。
災害関連死
災害関連死とは、災害による直接的な被害(火災、家屋の倒壊等)ではなく、避難生活の疲労や環境の悪化等により死亡したケースを言います。
災害関連死の認定は自治体ごとに判断され、全国一律の基準は無いそうです。
阪神淡路大震災で亡くなられた方は、6,434名内災害関連死は912名だそうです。
東日本大震災で亡くなられた方は、15,859名内災害関連死は3,802名だそうです。
能登半島地震で亡くなられた方は、462名名内災害関連死は235名だそうです。
災害事態では助かった生命がその後の環境の変化等で亡くなられた方がいる。
あまりこんな計算はしたくありませんが、
阪神淡路大震災 912名÷6434名=14.2%
東日本大震災 3,802名÷15,859名=24.0%
能登半島地震 235名÷462名=50.9%
災害後に亡くなられた方の割合が増えているのです。
災害の規模はそれぞれ違う。災害以外に違いは無いのか?
おおざっぱなデータであるが
1995年(阪神淡路大震災の年)高齢者(65歳以上):総人口1億2,557万人中1,828万人
2011年(東日本大震災の年)高齢者(65歳以上):総人口1億2,780万人中2,975万人
2024年(能登地震の年)高齢者(65歳以上):総人口1億2,488万人中3,625万人
ここでも計算してみよう
1995年 1,828万人÷1億2,557万人=14.6%
2011年 2,975万人÷1億2,780万人=23.3%
2024年 3,625万人÷1億2,488万人=29.0%
ん?何か高齢者の割合が災害関連死に影響してるのではないかと思います。
さて、ここまでの話で気付いた事を述べてみたい。
少子高齢化社会でのサバイバル
今後、少子高齢化が進むと、南海トラフ地震や首都直下地震が発生すると
災害関連死の増加があるのかもしれません。
最初に経験する大きな災害が、南海トラフ地震や首都直下地震になる方もいると思います。行政で働いている方にとってもそうなると言うことです。
阪神淡路大震災時は、まだ戦争経験者が元気であった。東日本大震災では過去の津波で「てんでんこ」と言う言い伝えが残っていた。能登では過去に大きな災害の記録はあったのか?
地震後に過去に無い水害が発生した。誰も経験した事の無い水害が。
どうすれば、生き残れるのか?中々正解は見つかられませんが、今後も考えていきたい。
つづく…。

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